神様

 

 

人生で初めて動画を投稿して1ヵ月が経った。初音ミクを使ったボカロ曲を始めて作ってある程度手ごたえがあったのと、前々からボカコレに参加してみたいという意思があって、良いキッカケだったので投稿した

 

 

動画を投稿してみることで色んな発見ができた。今日は唐突にこのブログのことを思い出したので、忘れないうちに今の考えを書いて未来の自分の糧にしたいと思う

 

 

動画投稿がキッカケでないものも含まれてるけど、自分の考えを俯瞰することで新たな気付きもあるかもしれないからね

 

 

 

【作品は人に見られることで成長する?】

昔からこの理論には懐疑的だったけど、これに対する自分なりの解釈ができた

 

 

多分見られること自体に意味はなくて、自分自身が見られるという意識をすることで作品に対する向き合い方が変わるということだと思う

 

 

そして、他の人の作品と並べることでより競争意識が高まってくるからだとも思う

 

 

上記はホーソン効果というらしく「期待されてるかも!」という思いがより成長させるらしい

 

 

 

【自分は(好きなことに関しては)完璧主義者】

これについてはこの記事が完璧に説明してくれた

 

asobo-design.com

 

始めて投稿し終えた時、再生数1桁からボカコレ1位の曲まで幅広く聞いて「意外とネットの評価は運ゲーじゃなくて実力で決まっている」と感じたこともあってモチベーションがさらに沸いたのに、息まきすぎて1カ月たった今でもまだ次の曲の完成の目途が立っていないことに悩んでいた

 

 

けどこの記事を投稿し終えた直後から完璧主義者はやめようと思う

 

 

 

【注目されない作品は批判されない】

大学の作曲サークルに所属して、先輩たちに自分の曲を批判してほしくてどこが悪いか聞いたのに、全く批判的な意見が出なかったことがある

 

 

サークルがだめなら友達、友達がだめならネットの作曲企画・・・と「人に見てもらってフィードバックをもらわなきゃ!」と焦っていた時にはいろんなところで聞いてもらったけど、全く悪い意見が出なかった

 

 

そんなわけがないのに

 

 

よく「アンチが湧くのは人気の証拠」という言葉を目にしたけど、あれは配信者の強がりではなく真実だったんだと思い知らされた

 

 

もっと辛辣な批判が欲しい。「何となく嫌い」とかではなく「マルチコンプのかけ方が下手で中音域が出過ぎてるから、ピアノトラックとギタートラックの音が重なりすぎてもさっとした印象になってしまう」とかの具体的な批判が欲しい

 

 

では何をすべきか?

 

 

こんなことが言えて、かつ発言に説得力がある人なんて自分が尊敬している作曲家の方々しかいない。つまり、無礼にもツイッターのDMとかで直接聞くか、自分の曲を自然に聞いてもらえるまで自力で有名になるしかない。何ということだ

 

 

もうこればかりはしょうがないので、どうしても批評が欲しくなったら有料の作曲講座に登録するとかするしかないかもしれない

 

 

あと当然、褒めてもらえるのは嬉しい

 

 

 

【注目されなくても、自分が納得できる作品なら投稿した時点で楽しい】

これは人によると思うけど、自分はこういう人間なんだと知ることができた。数字が少ない悔しさをバネに成長とかできないのは残念だけど、今は自分の曲の技術力が低いのが悔しいので、それをバネに成長していきたいと思う

 

 

備考として、投稿してから1日経ったときの再生数は

Youtube:5再生

NicoNico:43再生

だった

 

 

小心者なので、いつも見ていたUIに自分の作った動画が埋め込まれている事実だけでもドキドキする。この新鮮な気持ちをこの記事を見るたびに思い出せたらいいなと思う

 

 

あと、次は数字の大きさにもドキドキしてみたい

 

 

 

【自分は自分が考えているよりボカロが好き】

こういう(音楽上の)演出をしたい、こういう音にしたいという時にボカロ曲の中からリファレンス曲を探したけど、結局小学生の時から聞いてた色んな曲をたくさん聞き直すことになった。ものすごく幸せな時間だった

 

 

やっぱり今の方が色んな知識がついてるから「うわ~小学生の頃は分かんなかったけどハチさんもキノピオピーさんもドエロイ歌詞書いてたんだな~」とか「カゲプロはいつきいてもかっこいいなぁ」とか、自分の変わってないセンスと変わった意識があることに気づいた

 

 

これをキッカケに、尊敬するボカロPさんにすら成長期があることを知った

 

 

キノピオPのハナウタとか、Deco*27さんの僕みたいな君 君みたいな僕とか、いよわさんの終末のお天気とか、心から尊敬する作曲家の初投稿作品から最新の作品まで一気に聞いて、大変厚かましいながらも親近感を感じたりもした

 

 

今時のボカロPは転生を繰り返すことで「デビュー作から話題に!」という路線を目指すらしいけど、自分はこういう成長過程を見れたほうが嬉しいので、自分も徐々に成長していきたい

 

 

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初音ミクこそ私が崇拝する神様だ

 

 

一番好きな歌モノを作らせてくれるし、ジャンルに縛られない自由さと寛容さが今のJ-POPシーンを引っ張るアーティストを生むきっかけにすらなったと思う

 

 

その一方で、神様は私のことを責めたりしないけど、あまりに神様をうまく使えていないせいで申し訳なく感じる

 

 

Ayaseさんみたいに初音ミクの見たことない景色を自分の力で見せたいけど、今の実力じゃ当分無理だ。ジムバッジ1個しか持ってないのにパルキア捕まえに行くようなもん

 

 

作曲上手くなりたい。マジで才能ないのに好きだって理由だけで創作し続けてる自分が健気すぎて泣けてくる

 

 

せめて次はもっとましな曲を作りたい